2010年3月31日水曜日

初めての山中湖日帰り往復

3月27日(土) ブルベ常連のT口さんに連れられて山中湖へ行って来ました。自宅から全て含めて今年最長の距離を走りました。おかげでカラダがガタガタ^^;山中湖へ行くには道志みちを通るわけですが、このコースで今日はブルベが行われていました。T口さんは参加している知り合いに会うついでにせっかくならということで僕を誘ってくださいました。


集合はお店の前に7時。山中湖へ行くにはまず津久井湖を目指します。多摩ニュータウンの辺りに二度上り坂がありますが、それ以外は基本平坦と下りでとても走りやすい。ふえきさんから聞くところによると道志みちは辛かった、と。なので、警戒はしていました。とはいうものの、ここまで来たら行くっきゃないでしょ!!!(S藤さんが箱根旧道を前にしてのセリフ)でも、本当にその通りでずっと下ってきたし津久井湖を過ぎたところでも上ったり下ったり。なのでここで帰るのはもったいないわけです。


津久井湖を抜けて道志みちに入ってまもなく?宮ヶ瀬湖へ行く道の分かれにあるコンビニに多量のロード乗りが。僕らは休憩を撮ったばかりだったので彼らを横目にそのまま道志みちを突き進みます。初めは非常に平坦でのんびりした雰囲気。何も問題ありませんでした。しばらく走っているとブルベ参加者の方に話しかけられたり挨拶をしながらのんびり走ります。具体的にどこからなのか覚えてないけれど徐々に登り坂に入っていって途中で完全な登りになってT口さんからはあっという間にちぎられて。一度は待っていてもらったんですが、友人に会う時間もあったと思うのでそのまま行ってもらいました。今日はブルベ参加者が大勢いたのでとっても助かりました。


捨てる神がいれば拾う神もいる。途中から山伏峠の手前のコンビニまでほぼ一緒に走ってくださった方がいました。しかもその方のバックパックはドイター社のもの。僕のよりも一回り大きくみえました。持ち物が同じメーカーだったり、フレームの色が同じだったりすると親近感わきますよね?フレームやホイールは覚えてないけれど赤いジャージを来て、赤いバックパック。蛍光黄色と反射シートのついたたすきをつけてました。


本当にありがたい話です。一人だったらきっとどこかで『もういいや』、と投げ出しているくらい道志みちは大変な道。それでもなんとか踏ん張ることができたのはその方のおかげです。名前も何も知りませんが、この場をお借りしてお礼を言わせてください。ありがとうございました(^-^)後日、ブルベの記事を検索していたらGtakeさんという方の写真が載っていて、なんとなく似ていました。違っていたらすみません。


その方も僕と同じく下りがあまり得意ではないようでお先にどうぞと言われましたが、僕も遅いので^^;と、お断りして引っ張ってもらいました。実際に下りは苦手です^^;その方にひっぱってもらって走っていたら何人もの方を抜かしてしまいました。こんな練習不足の若者に抜かされて嫌な思いをしていないかな?とも心のどこかで思うんですが僕も余裕もないほど必死なのでひたすらついていきました。登りがちょっとでもキツいと離される場面はありましたが、ヤマザキデイリーストアには一緒に到着できました。
39-17、39-19辺りでクルクルと回して70~90回転くらいで行きました。僕の上り坂の走り方は基本シッティングのみです。足のパワーがないのでよほどのことでない限りダンシングは使いません。日頃、トレーニングをしていない人間が勢いで道志みちに挑戦し、僕のように気力だけでシッティングをしつづけるとどうなるのか今日思い知りました。


歩けなくなります^^;


ブルベ参加者のチェックポイントであるコンビニに到着。ヤマザキデイリーストアに到着すると知り合いと話しているT口さんの姿をすぐに発見。引導してくださった方に挨拶をしてから自転車を別々の場所に置きに行き、自転車から降りたとたんに激痛。股関節に近いももの筋肉が硬直していて歯をくいしばるほどの痛み。これは筋肉痛?それとも寒さゆえのこと?今日はたしかに寒かったです。


お店の前を出発する時点で相当の寒さでしたが1000mを越す峠を目指しているのだからかなり寒いに決まってます。夏の風張峠でさえ日影は涼しくて気持ちいのに。今日は東京でさえ、最高気温10度以下(笑)コンビニあたりも相当の寒さでした^^;ブルベ参加者の方と話をしてみるとヤビツ峠では雪が降っていたそうです。ヤビツは700m級?それで雪が降るんだから、1000mだったら大雪なのでは?コンビニで休んでる人たちは飢えを寒さをしのぐ為にカップラーメンを食べていました。


ブルベに参加するために走ってきた人でさえ寒すぎると感じているわけですから、日帰りののんびりライドだと思ってウィンドブレーカーさえもってきていなかった僕は間違いなく寒いわけです。なので、お尻付近のモモが痛くなった理由は、カラダが冷え切って筋肉がこわばっていているのか、普段走らない長距離を走って筋肉が疲れているのか、それとも馴染んでいない革サドルを使っているからなのか。原因は定かではありませんがどうにもならない。


ストレッチしようとすれば痛いので何もできなくて。寒いからかもしれない。ほんの少し暖を取れるとコンビニに入りました。ブルベ参加者に混じって買い物をすると店員のおばちゃんがレシートなくさないでね、と。こういう何気ない一言がロングライドで痛みや不安と戦っている時、意外と嬉しい。でも、僕はブルベ参加者ではないのでレシートはどうでもいいことではあるんですがね。コンビニを抜けるとすぐ近くに道の駅があります。ブルベ開催時はコンビニのトイレは混むのでこちらを利用すると便利ですよ。


さて、トイレを済ますと山伏峠を目指す登り坂が現れます。これまでの登りは練習している人からするとダラダラでしょうが峠までの最後の登りはやっぱり『この先に峠があるんだろうな』と、思わせるようなこれまでとはちょっと違った雰囲気になります。家はなくなり、山になる。あー今日がブルベの日でよかった。抜いていってくれる人がたくさんいるからとても心強い。痛みと寒さと登りの苦しさ、さらに誰もいない冬の山道ほど寂しいものはないと思う。だから、後ろからどんどん抜かして欲しいと思う気持ちも強かった。最後の4kmほどの斜度が6~7%ぐらいでなかなかしんどい。今日の寒さは都内ではありえないほど。だからこいでも回してもちっとも熱くならない。斜度のレベルからすれば箱根旧道の比ではないけれどこの寒さはかなり悪条件となったと思う。一番は練習不足だけど(笑)ブルベの人々に抜かされながらなんとか頂上についた。でも、目立つ標榜があるわけでもなく唯一あるのがバス停だけ。山伏峠=トンネルだから仕方ないのかな?


ここまで来たら後は山中湖まで下り坂。ここからがある意味難所。今日はとにかく寒かった。登りでも寒く感じるのに、下りは当然・・・ですよねwカーブを曲がって一直線の下り坂。アーーー!!!アイスを食べたときの頭がキーンと痛くなるアレがずーーーーっと続きます。強烈なインパクトでした。登りも寒い。下りはもっと寒い。アイスを食べずに同じ痛みを感じられるなんて。山中湖についたら少し暖かいかと思ったけどまったくの見当違い。寒い。そして、期待の富士山も見られず次回へ持ち越し。


僕らはブルベではないので山中湖往復ということで来た道をそのまま折り返し。山伏峠まで行く間にぞろぞろとブルベ集団とすれ違う。彼らは山中湖から富士山を一周して御殿場から下るのだそうです。つまりここからあと100キロ?wこんな寒いによくもまぁ、みなさん、逞しい人ばかりです。T口さんが前を走るがすぐに視界から消える。僕の足はもう限界。39-23でも回らない。6キロとか7キロでヒィヒィいいながら登りました。山伏峠でT口さんが待ってましたが先に行ってもらい、残っていたパンをかじる。で、当然ここから下るわけですから再び地獄なのです。


とにかく寒くて。指は辛うじて大丈夫でしたが頭と顔が寒くて表情が作れない。すれ違いで上ってくる人たちに元気を出してもらおうと、『こんにちは』と、挨拶していたのに次第にそれができなくなってくる。顔が引きつって鼻水垂らして。幸いにもサングラスしているからプライバシーは守られたかな(笑)自転車のよさはふれあいがあることでもあるのにそれができないこのくだり坂はちょっとしんどい。


復路でも往路で休憩したヤマザキで小休止。tanyさんの知り合いのatsuさんといしこうさんに遭遇。この時はtanyさんの知り合いとしか思っていなかったのですが、あとあと調べてみると、いしこうさんはアメブロで読者登録させてもらっている方でした。つまり、両人とも知らないうちにミニオフ会になっていたわけです(笑)


これは山伏峠の手前(山中湖とは反対)に位置するヤマザキデイリーストアから見える山。上の方に雪がつもってるのがわかります。今日はとにかく寒かったですが景色はよかったですよー。風張峠に行ったときのような感動がありました。大きな山がボンッ!と目の前に見えるところはそれ以上。寒いですが、心配だった雨が降らなかったことが何よりも救いです。


寒くて疲れて膝もモモも激痛でしたが、楽しいんですよね。自転車って本当に不思議です。しばらくは行きたくないけれど、山中湖にはまた行ってみたいです。次行くときはでっかい富士山が見えることを期待して。それとですね、ずっと忘れていた自分のフォームを山中湖の帰り道に思い出しました。これはかなりの収穫です。平地でのスピードアップと登りでの速度維持に効果がありそうです。あー楽しかった楽しかった(^-^)  
 
 
お店には17時過ぎに到着。ふえきさんに急用ができたそうなので17時半に解散。自宅には18時前に到着しました。この日、ついにドイターのレースを手に入れました。小さくて赤いバックパックです。 

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【写真】










 
府中辺りでtanyさんの背中w
お天気がよくないのがわかるでしょう?
                                                                      
                                 
   
  
  






ブルベの方のチェックポイント。
PC1というのかな? 
 
ヤマザキデイリーストアー
道志中央
山梨県南都留郡道志村9311-1


  
 
 





 
 
 
 
山中湖湖畔を走るtanyさん。
残念ながら雲が多く、富士山は見られず。
そして、何より極寒!!!(泣)
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
山中湖から再び山伏峠を登ってきたところで一枚。
バス停の停留所に山伏峠と書かれています。
 
  
 
 









山伏峠からずっと下った
相模原市との境付近。
この頃になるとだいぶ晴れていて
すっきりとした景色が見られました。 
 
 
 
 









 
山中湖は標高が高いので
それだけ雲がかかりやすいということなのかな?

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
15時頃。
セブンイレブン津久井太井店
神奈川県相模原市津久井町太井11
左がtanyさんの、右が僕のロードバイクです。 
 
 
 
走行距離 : 【210.5km】

2010年3月23日火曜日

物見山~上谷の大クス~松郷峠

3月22日(月・祝日)の話です。


自転車屋の4月のイベントでは八ヶ岳まで自走で目指します。そこで22日から土日祝日は合同練習会を開催することにしました。皆さんの予定を聞いてから、計画を立てるとどうしても日程をあわせるのが難しいこともあるので。といっても、昨日突然発案されたものなので昨日の今日で参加は僕のみでした^^;


のんびり走りたかったので、まぁヨシとしましょう。前回30km程度走ったときには上半身が非常に疲れました。肩や背中、腰。首も痛かったと記憶しています。足が疲れるのは当然ですが、上半身の疲れはかなり強いメッセージになりました。そのために5時におきて入念なストレッチを。昨日買っておいたおにぎりとパンを食べていざ出発。昨日が暖かかったので今日はとても寒く感じました。今日の服装は上はヒートテックシャツにYシャツを着て、さらにジャージ。下はヒートテックタイツにレーパンとニーウォーマー、それにシューズカバー。こんなに着こんでもまだ寒かったです。


誰もいないと思い、7時ギリギリ前にお店に到着。案の定、誰もいませんでした。なので、出発前の食事補給のためにコンビニへ行きました。志木のY’s前を通りすぎて、志木市役所前を通過する。 いつもの道を通って、羽根倉橋から荒川CRへ。荒川は菜の花が見頃です。見事というほかありません。


見た目の美しさもさることながら菜の花の甘い香りもたまりません。残念ながら匂いはブログでお伝えすることができません。お近くの方は荒川CRをのんびり走ってみてはいかがですか?場所は上江橋から入間大橋の間になります。






















今日はもともと一人でのんびり走るだろうと予想していたので、知らない道を走ることにしました。普段なら入間大橋からCRを通り、桜並木などを経て、さらに上流を目指していくのですが、今回は入間大橋からすぐに車道を走ることに。途中での分岐点を誤らなければ通常目指すべき白石峠への道へ通ずるだろうと。ところが、その分岐点を見失い・・・迷子に(笑)どっちへ行けばよいのかわからず、うろうろしている時に見つけた建物がこちら。笛木醤油です。構もすごいですが、その後ろに連なる倉のように見えるものもすばらしいです。文化財指定されているかのような威厳ある風格です。思わず、一枚。



















いつもの道へつながれ、と念じて走っていたら見覚えあるオータを発見。すぐそばにはローソンもあります。少し先へいけば、トーチクハムがあるのです。もうここまで来れば大丈夫。知っている道を走ることができました。そこから高坂駅を抜けてからしばらく行くと第一関門である物見山が見えてきます。物見山を走るのは4ヶ月ぶりかな?冬は一度も訪れなかったので久しぶり。今日は一人なので、競う相手もおらず大東文化大学の校門まで歩いている大学生を横目にのんびりと登っていきました。39-21でクルクルを意識して。登り坂というのはある程度慣れが必要です。登りが苦手な僕ですが、昨年は風張峠にお世話になって少し抵抗ができたようです。久しぶりとはいえ、立ち止まらずに登りきることができました。慣れているときならば大した山ではないと思うんですが、今日の僕には結構辛く感じました。自分の最低限の実力を知るには適当な坂とも言えます。


・・・なんて、書いたものの実際の斜度などは調べていなかったのでネットで調べてみると意外にも5%以上あるそうです。最後の登りに至っては10%を超える所も。結構辛いんですね。ということは物見山を一日に何度も走れば確実に強くなれるということですね!いい勉強になりました。


さて、物見山を越えてからは昨年末にT口さんに連れられて、A木さん、H泉さんと4人で走ったコースを行くことにしました。目的は平地が多いのでLSDを実行できることと、練習不足で白石峠を登るほどの自信がなくても登りきれる緩やかな上り坂があることです。上り坂はいつ走っても辛いのですが、寒い日にはほどよく温まれるちょうどよい坂が重宝します。峠としての名前がないのでココ!と伝えられないのが残念ですが、僕の中ではかなり気に入っています。左手にはゆず畑があったり、おもしろい建物があったりと目や鼻でも楽しめるとてもよい坂です。登りのトレーニングとしてはちょっと向かないかな?


パン工房シロクマはお休みでしたが、もともと寄るつもりはなかったので素通りにして、越生梅林へ向かいます。ここで再び迷子になってしまいました(笑)本来は越生梅林の手前で曲がるのですが、僕の前を走っている車が道を尋ねているように見えたので、話終わり入っていった小道が本来の道かもしれないとついていったのですが、登り始めてすぐに気づいたことは練習不足でも緩やかと感じる坂ではないこと。本来の道が1~2%程度なら、この道は4~5%はありそうです。思わぬアクシデントに驚き、立ち止まろうかとも思いました。でも、せっかく今日は一人で来ているのだし、新たな道探しのつもりでそのまま走ってみることにしました。奥深い山林の中を走っているようで木々の葉が擦れる音、鳥のさえずり、渓流のせせらぎしか聞こえてきません。ここは真夏でも涼しそうで、避暑地として活用できそうです。そのまま登りつづけると分かれ道にお地蔵様が置かれています。上谷の大クスが先にあるという方へ直進していくと一旦登りの頂上のようになり、下り坂が見えました。そこには大型車が停車していて、その先には工事中の看板。道を間違えて、本来の道よりも斜度のある道を登ったあげく、通行止め。これだけでは不運のような気がしないでもないですが、工事中の看板の先もまだ少し登れたので上がっていくと、青空の広がる開けた場所に出ることができました。大クスの入口です。お店があるわけでもなく、一軒の家があるだけなのですが、とても広々とした空間があり、晴れやかな気持ちになります。生きている風。
















左上に見える樹が上谷の大クス




















看板とともに我が愛車(ブリヂストンアンカーRNC7)
















看板の隣にはこのような花も咲いています。




















梅もキレイですね。
樹も生き、花も生き、一生懸命は魅力の一つです。


来た道を戻り、本来行きたかった道を通っていると記憶から消されつつあった建物に出会いました。そういえば前回通ったときにもなんだろうと思いながらそのときは一人ではなかったから素通りしたっけかな~。左上の方には遊園地のような飾りまで。一体ここは・・・。




















白石峠へ通じる道までもう少し。















ピンク色の梅の花もきれいですね


本来白石峠へ向かう道へ戻ると3人組が右から左へサーッと。こんにちは!と互いに挨拶。その3人を追うように後ろから走り始めると、その間にさらに大勢のローディーが。これでもかこれでもか、とわき道から降りてくる。ジャージは全くバラバラなのでどんな団体さんなのかは知りませんが、松郷峠を登っているときに見えたがひとりだけつるかめ輪友会のジャージであったこと。それが何を意味するのか何もしりませんが。



















一番後ろからこっそり撮影。
25km/hほどでのんびりペース。
気持ちよかった~。


















結局最初の3人と後から合流した10人以上の一番後ろに僕という形で長いトレインを作って、西平を目指していきました。今日は一人スタートだったのにいつのまにか15人以上のトレインになっている。普段は強気?な車もさすがにここまで大人数だと手出しができないようすでした。数はモノを言いますね。この方たちは白石峠に行ってしまうんだろうか?今日は白石を登るつもりはなく松郷峠へ行くつもりで後ろを走っていると、最初に出会った3人は西平で直進したもの途中合流したトレインは僕と同じ、松郷峠へ。ここからも気づかれないように彼らの後ろについてのんびり行こうかな?と思ったのですが簡単にはいきませんでした。


僕も登りに対する苦手意識が高いのですが、僕の前を走っていたトレインを組んでいた方の中にも同じような人がいるらしく草津でヒィヒィ、箱根でヒィヒィ言っている僕でさえも足を止めてしまいたくなるような遅さで登っている人がいました。おそらくスポーツ歴がなく自転車歴3ヶ月以下と見ました。もともと運動をしてきている方は自転車歴が短くてもある程度できるものです。僕と同じできっとスポーツ歴がまるでない運動オンチの人もいるんだろうなと思って、ゆっくり登っていたら追いついてしまったので、性格が悪いと思いつつも足を止めてフルクラムのラチェット音を鳴らしてみることにしました。必死に走っている人からすると、登りでは聞いたこともない音に驚いたことでしょう(笑)さらに逆回転させてみたり(爆)一気に嫌な人になってしまいました。でも、一度やってみたかったんです。登り坂でラチェット音を鳴らすことを。


でもね、皆さん本当に楽しそうでした。今日は調子悪いから先行って!といい、スピードが落ちるもののそれでも楽しそう。もちろん、足を着こうなどと考えている人は一人もいない様子でした。ホイールを見ても高そうなものばかり履いているし、中にはチューブラーもいましたね。本格的に楽しんでる方なのだと思いました。割合としては少ないですが、女性もいくらかいましたね。僕は下りが苦手なので登りでは何人か抜かしましたが、下りで再び抜かされて(笑)


下りきって松郷峠入口のT字路で彼らは定峰峠方面へ左折。僕はお昼ご飯を食べるために右折して今日、お昼ごはんに食べたかったうどん屋を目指しました。今日の目安としては11時を折り返し地点にしてふえきサイクルに16時到着。4時間走って1時間休憩、そしてまた4時間走るという計算です。これなら無理もなく150km以上走れます。松郷峠入口のT字路の時点で10:53。走っているといつのまにか254(川越街道)に入ってしまいました。しかも、この辺りはあまり地図を見ずに来ているので、どこへ行くのかわからない。事実上、本日3度目の迷子です。子ではないかwこのまま行ったら川越に行ってしまうのでは???今日はおいしいうどんを食べに来たというのに、食べずに帰れというんですか!?一人で焦って、再びときがわを目指すべく嵐山渓谷へ・・・。


渓谷!?


山あり谷あり・・・なのか。この時点で食糧はソイジョイのみ。あと少しで到着できそうなのにコンビニへ入るのもどうかなと考えて走っていると渓谷の文字が再び浮かぶ。頭の中で不安要素が勝手に積みあがる。手元のソイジョイだけで足りるだろうかどんどん不安が積もる。すると、それを知ってか知らずかハンガーノック手前の警告音が響く。グルルル・・・。お腹がなったのでさらに不安が高まる。慌ててソイジョイを開封し半分食べる。アクエリアスで流し込んだ。


松郷峠でどの程度登ったり降りたりしたのかわからないけれど、嵐山渓谷の入口からはほとんど下り坂。でも、当然ながら道を下れば下るほどその先には登りがあるに違いないわけでして。11時で折り返すつもりがすでに11時20分を超えている。今日行くつもりだったうどん屋もここからどうやっていけばよいのかわからない。その前にハンガーノックで完全なリタイアか・・・。考えてもしかたないのでゆっくりでも回して確実に進むことに決めた。ひたすら前を見て走った。連なる道しるべがあった。どちらも目的地とは異なっているように思えたが自分の勘を信じて左へ。これが正解でした。小さな坂を登っているときに見えたガソリンスタンド。ここまで来れば、あとは知る道を走っていくだけ。


















AM 11:38 うどん屋に到着。 走行距離:95km


つけダレが濃い目なのでハンガーノック手前の疲れきった体にホント染み渡ります。思わず涙交じりのため息も。今日で3回目ですが、いつきても必ず美味しいです。前回は肉汁つけめんだったので今日はかも肉つけめんにしてみました。さらにあまりにも空腹だったのでてんぷらも併せました。計850円。コシのある麺がとても評判で腹持ちもバツグンです。白石峠へ行くときにはここを毎回利用したい。


僕が入店したときには誰もいませんでした。お店の人も暇そうにお客さんの座る座席でのほほーんとしていたのですが、僕が入ってからはぞろぞろとやってきて一気に満員に。僕のすぐ後に入ってきた常連さんらしい4人組が満席になるなんて初めてじゃないの?(笑)というと、店員さんもタジタジw隠れちゃいませんが隠れた名店だと思ってます。かしこまらずに入れるところもいいんです。とてもおいしいです。



















梅の花と鏡に映る僕の姿
























入間大橋からみえる荒川CRの菜の花

黄色、黄色、黄色!!!

桜の花見もいいですがこれほど見事であると十分見ごたえあります。


















こちらは一般道脇の菜の花畑。



今日は寒かったです。
けれど、走っているときにはとても気持ちよい気温に感じました。
特に道に迷っていた時の登り坂は最高でした。

真夏の檜原村を走っているときのような
涼しさがいたるところに落ちています。
そっとすくってとる気持ちを持ちながら
前を見てひたすら走りました。


僕は埼玉の山々には拒まれてきました。
どの山を走るときでも冷たく苦しみだけを
与えようとするように感じていました。


時には足を着くほどの激坂に変じたり、
あるいは突然の雨を降らせたり


でも、この日の山はとてもおだやかで
さわやかな心地よい風のある景色を教えてくれました。

少しだけ埼玉の山にも受け入れてもらえたのかな。
そう思える一日でした。


走行距離 : 【148km】


※アメブロにも同日の記事を載せていますが、ちょっと変えています。