2010年4月3日土曜日

久々の甲武トンネル

来週行われる自転車屋さんのイベントの下見をすべく愛車に跨り、朝7時に出発。イベントの目的地は八ヶ岳ですが、今日はその途中まで。折り返しの目標を12時に設定してできるだけ西へ向かいました。  

しおりに書かれた本来のコースは都内から20号を走り、高尾にて輪行チームと別れます。自走チームはそのまま20号を走り続けて、大垂水峠を越えて笹子まで。今日は時間を決めて走るのでもうすこしだけ登りを増やす理由で大垂水峠ではなく、檜原村経由に。栗坂トンネル甲武トンネル~山梨県上野原~20号という道です。


小倉のコンビニでCSCしずおかと書かれたジャージを着た方に話しかけられて、時間を決めるところまで行くと答えたところ、彼は都民の森まで行き、雪がなければ鶴峠松姫峠まで登りたいと言った。僕はどちらも登ったことがないけれど、いつだったか誰かのブログで見たことのある峠だ。そして、彼らは一様に僕よりも数段、いや数百倍もすごいヒルクライマーたちであった。この男性もさぞ登りに自信のあるライダーに違いないとその時悟った。


彼よりも先に休憩を済ませ、走りだした。去年の5月頃よく走っていたコースだからよく覚えている。ここでゆるやかなのぼりになって…。小さなアップダウンを抜けると、桧原村とあきる野市との境目となる。毎回撮っているので今回はいらないようにも思ったが、今年初めて通るだけになぜ撮っておこうと思い、立ち止まる。撮影が終わるかどうかのところで、先ほどの男性に追い抜かれる。『お気をつけて』と、言われそのまま返せばよかったものを真横をさっと抜かれたのでそういえず、『あ』としかいえなかった。なんともタイミングの悪い男である。


前方でバスが止まっていた。先ほどの彼に運悪く?追いついてしまう。お互いに妙な空気が流れる。檜原村役場前のT字路から彼がスタートを切った。初速はそれほどなかったもののジワリジワリを離されていつしか見えなくなってしまった。登りでも25km以上をキープしていたと思う。


ここからしばらく一人旅。風張峠へ向かうときには必ず立ち寄っていた下川乗の自動販売機前では今回は止まらずにそのまま上川乗のY字路へ到着し、左へ。すると目の前に一台のロードがいた。登りの途中で追い抜く際に挨拶を交わし、どこへ行くのか尋ねると甲武トンネルを下って和田峠を越えるのだそうだ。彼は登りが苦手の僕よりも若干スピードが遅かった。しかし、後ろについているときにリアを見るとギアはスプロケの中央くらいにあり、まだ余力を残しているように感じたのだが、追い抜いた後、一度も彼に出会うことはなかった。なぜ、よりロー側に落とさないだろうか。普通ならば回せるくらいになるまでギアを落とすところだが、和田峠をクリアするために精神的な保険だったのかもしれない。和田峠とはどれほどきつい坂なのだろうか。ここもまだ一度も行ったことのない峠の一つである。


久しぶりの甲武トンネルでした。斜度は多少あるものの、風張峠までの奥多摩周遊道路に並んでとても舗装が綺麗で走りやすい。もちろん速度は遅くなるけれど、嫌なしつこさを感じません。登りが辛いけど、走りやすい。箱根東海道は斜度は緩やかなものの交通量も多く、その上路面が荒れているので非常に走りにくい。斜度8~9%くらいまでなら前者の方が好まれる。さすがに10%を超える坂を登り続けるというのは困難といえるからだ。


甲武トンネルを越えて、上野原へ出るのは昨年の夏にM田さんとブルベコースを試走したとき以来である。8ヶ月ぶり。その時がロード歴の中で一日で走った距離としてもっとも長かった(252km)。この時はお店に着く頃にはヘトヘトになって帰った。帰りに大雨に降られたというのもあるが、二ッ塚峠甲武トンネル牧野峠裏ヤビツの往復。帰りは二ツ塚を通らなかったものの、小さな上り下りのアップダウンではなく、名のある峠のアップダウンがあったから今思い出しても、かなりキツい。今日走ったのはその前半と同じでさらに倍以上の登りを走ったのかと思うと信じられないほどである。


檜原村側から甲武トンネルを目指すにはすでに400m程上った所からトンネルを目指すので斜度は高低差も少なく、距離も短い。ところが、上野原側は上野原市役所前までの200m地点まで下がる。そして多少のアップダウンを含み距離は13kmにも及ぶ。行きのように体力があるうちならまだしも帰りはギリギリまで走り込んだ後での登りとなるためかなり堪える。行きはかなり長い下り坂を楽しむことができるが、当然帰りは辛く足も心も重い、登り坂となる。ご注意を。


20号へぶつかり、右折するとまもなく30号との分岐点が来る。30号は20号よりもアップダウンがキツいが20号よりも走りやすいと言っていた道だ。分岐から30号の先を覗けなかった。急な下り坂だった。どうやらかなり下るらしい。と、なれば帰りには激坂が待っているということ。到底、そちらへ進む気にはなれなかった。そのまま20号を走ることにした。しかし、20号もなかなかのアップダウンが繰り返される。30号との分岐の先は平均斜度5%ほどの下りが1kmある。大型車も多く通るが、ここまでは道も広く危険は少ない。道もとても綺麗だった。ここから相模湖のみえる小さなのぼり経て、さらに小さなアップダウンが続く。


今日は梁川駅の少し先まで。標高で見るとまだまだゆるい位置にある。20号を走っていると桂川の渓流が眼下に見える。緩やかなのぼり坂でも川の上の空間が心を解放させてくれる。桜やこぶしなどたくさんの花が咲いていて目も癒してくれる。今日引き返してきた場所からその先から傾斜のある道が待っているのだが、それは本番までの楽しみにしておこう。平均斜度3%が25kmも続くのだ。そしてトンネル。長い長い。さてさて、本番まで体調を崩さず無事に迎えることに務めよう。クリアできるか否かは練習量に比例するが、寝不足は全てを台無しにしてしまう。前日はしっかりと寝ておきたい。  
 
 
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【写真】


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
甲武トンネルを抜けてからの
下り坂の途中で 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
かつてこの地域に
お武家様が住んでいた・・・本当みたい。
立派な建物としだれ桜 
 
  
  
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
30号との分岐の先の下りを降りて 
再び緩やかな坂を登っているときに 
相模湖畔の桜


 
 
 
 
 
 
 
蔵と花 
ももでしょうか? 
鮮やかなピンクが綺麗でした。
  
この辺りから天気が回復 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
四方津駅前。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
桂川清流センターの向かいにある橋にて 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上野原から甲武トンネルを目指す 
ここでお昼休憩 
セブンイレブンのジューシーやきそばパンとおにぎりを 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
休憩しながら景色を眺める
絵になる風景
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
休憩後、再出発する前に。 
ん?サドルが高いような・・・ 
 
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日のもう一つの目的 
花見の穴場スポット探し 
  
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
玉川上水付近 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
桜並木
 
 
 
走行距離 : 【174.8km】

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